ひとりごと




2月某日



侍魂で、過日のROBO-ONEにおける、先行者の開発者であられる馬教授の会見の模様がリポートされました。


このイベントによって、今まで国家機密として殆ど謎に包まれていた先行者の謎に、我々はほんの少しでは
ありますが近づくことができたといえるでしょう。

(詳しい内容についてはどうぞ侍魂での健さんのリポートをご覧ください)




しかしながら、あれはあくまで民間に公開してもよい方のいうなれば「表の」先行者であり、軍事用として設計
開発された中華キャノン装備の「裏の」先行者の改良が地下ではいま現在も着々と進められていることは
周知の事実。
我々の眼を欺くことは決してできません。
現に今も我々は、来るべき日に備え地下で大地のパワーを蓄え続ける先行者の発する波動を感じ続けて
いるのです。

立て、先行者!撃て、明日に向かって!









電波のため一部に不適切な表現がありました事をお詫び致します。






それはそれとして、健さんのレポートによって最大の疑惑というべき「秒速2歩の謎」にある程度の結論が
出た、とされました。



しかし。


ここでワタシは敢えて申し述べさせていただきたい。



先行者最大の謎は、そんなところではないと思うのです。




というか言い直せば、もしワタシが馬教授に先行者について一つだけ質問することを許されたとしたならば、
ただひとつ訊くべきことは、

「先行者が言語を解するというのは本当ですか?」

「秒速二歩で歩くことができるというのは本当ですか?」


そんなことではありません。ワタシが知りたいのはそんなことではないのです。







知りたいことは、馬教授に教えていただきたいことは、たった一つ。









教授、











この胸の真ん中の紅いのは何なのですか?











教授、貴方は先行者の魂とするべくこれをお付けになったのですか?








(侍魂より無断転載 すいません)

答えて下さい、教授ッ!









…真顔で「これは先行者の魂なのです」と答えられても、それはそれでどうしていいかわかりませんが。




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